“えんこう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
猿猴61.9%
円光14.3%
猿公9.5%
袁珙4.8%
延康4.8%
袁宏4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いろいろの動物について試験してみると、蛇を怖れるは猿猴えんこうの類に限る、但しその中で狐猿きつねざるという一種のみは蛇をしかけても平気だという。
話の種 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
いわれぬ気高さと清らかさとを、やや前こごみの姿勢に保たさせ、おおらかとして歩いて行く。円光えんこうなどとはいわれなかったが、一種の雰囲気とはいうことができよう。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
猿公えんこうだよ、ハッハッ、とんだ洒落しゃれっ気のある人相見じゃないか」
しかして楡木川ゆぼくせん客死かくし高煦こうこう焦死しょうし、数たると数たらざるとは、道衍袁珙えんこうはいもとより知らざるところにして、たゞ天これを知ることあらん。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
又一異人いじんというべし。魔王のごとく、道人どうじんの如く、策士の如く、詩客しかくの如く、実に袁珙えんこう所謂いわゆる異僧なり。の詠ずるところの雑詩の一にいわ
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
曹丕が魏王の位をついだ日から改元して、建安二十五年は、同年の春から延康えんこう元年とよぶことになった。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
では、その年の建安二十五年を、延康えんこう元年と改めた。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
(『仏法金湯編ぶっぽうきんとうへん』にいわく、「袁宏えんこうおもえらく、人、死して精霊滅せず。したがいてまた形を受く。生けるとき、行うところの善悪、みな報応あり」と)(『漢郊祀志かんこうしし』)
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)