“えうかし”の漢字の書き方と例文
語句割合
兄宇迦斯100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兄宇迦斯えうかしは追いまくられて逃げこむはずみに、自分のしかけたつり天じょうがどしんと落ちて、たちまちし殺されてしまいました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
ここに大伴おほともむらじ等が祖みちおみの命、久米くめあたへ等が祖大久米おほくめの命二人、兄宇迦斯えうかしびて、りていはく
私の兄の兄宇迦斯えうかしは、あなたさまをほろぼそうとたくらみまして、兵を集めにかかりましたが、思うように集まらないものですから
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
かれここに宇陀に、兄宇迦斯えうかし弟宇迦斯おとうかしと二人あり。かれまづ八咫烏を遣はして、二人に問はしめたまはく、「今、天つ神の御子でませり。いましたち仕へまつらむや」
この宇陀には、兄宇迦斯えうかし弟宇迦斯おとうかしというきょうだいのあらくれ者がおりました。命はその二人のところへ八咫烏やたがらすを使いにお出しになって
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)