“いまさら”の漢字の書き方と例文
語句割合
今更100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
銀座の大通おほどうりに空家あきやを見るは、帝都ていと体面たいめんに関すと被説候人有之候とかれそろひとこれありそろへども、これは今更いまさらの事にそろはず、東京とうけふひらけて銀座の大通おほどほりのごと
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)
これはきっと腹の中の悪魔あくま仕業しわざだろうとは思いましたが、二月の末までと約束したのですから、今更いまさら取返しはつきませんでした。
天下一の馬 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
頼長よりながはまさかとおもった夜討ようちがはじまったものですから、今更いまさらのようにあわてて、為朝ためとものいうことをかなかったことを後悔こうかいしました。
鎮西八郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)