“いざの”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
然るに今日において、未だ男子の奔逸ほんいつばくするの縄は得ずして、先ずこの良家の婦女子をいざのうて有形の文明に入らしめんとす、果たして危険なかるべきや。きょを移すという。
日本男子論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
此方こっちが火を消したならば、おそらく勢いを得て突出とっしゅつして来るであろう。そこを待受まちうけて囲み撃つという計略であった。守ること固きものはいざのうてこれを撃つ、我が塚田巡査は孫子そんし兵法へいほうを心得ていた。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
田畠でんぱたに仕上げるのと同じことです、少なくとも我々は、今のうちに夢を見て置かなければならないでしょう、まだまだ夜と朝とは、我々をいざのうていにしえの夢を見せるに足るの琵琶湖であり得ることを