“いかほ”の漢字の書き方と例文
語句割合
伊香保100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いざ惠林寺ゑりんじ櫻見さくらみにといふひとはあるまじ、故郷ふるさとなればこそ年々とし/″\夏休なつやすみにも、ひと箱根はこね伊香保いかほともよふしつるなか
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
八重申しけるはわが身かつて伊香保いかほに遊びし頃谷間の小流こながれみ取りて山道のかわきをいやせしゆえはからず痢病りびょうに襲はれて命もあやうき目にひたる事あり。
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
近くは天明の初年に、上州伊香保いかほ木樵きこり、海尊に伝授を受けたと称して、下駄灸げたきゅうという療治を行ったことが、『翁草おきなぐさ』の巻百三十五にも見えている。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)