“あししろ”の漢字の書き方と例文
カタカナ:アシシロ
語句割合
足代100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上と下とて遥かに呼び合っていたが、何を云うにも屏風びょうぶのような峭立きったて懸崖けんがい幾丈いくじょう、下では徒爾いたずら瞰上みあげるばかりで、攀登よじのぼるべき足代あししろも無いには困った。其中そのうちに、上では気がいたらしい。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
其大飛躍に足代あししろとなるものは喜悦なり
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
さう言へば、山田寺は、きみ小角をづぬ」が山林仏教を創める最初の足代あししろになつた処だと言ふ伝へが、吉野や、葛城の修験しゆげんの間にも言はれてゐた。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)