“あじろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
網代86.0%
足代10.0%
籧篨4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひるになれど老人未だ帰らず、我は人を待つ身のつらさを好まねば、少娘と其が兄なる少年とを携へて、網代あじろと呼べる仙境に蹈入れり。
三日幻境 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
此方こちらは猿子橋のきわに汚い足代あじろを掛けて、とまが掛っていて、籾倉の塗直ぬりなおし、其の下に粘土ねばつちが有って、一方には寸莎すさが切ってあり、職人も大勢這入って居るが
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
船は籧篨あじろを編んで日除ひよけ雨除あまよけというようなものをどうにしつらってある。何やら火爐こんろだの槃碟さらだのの家具も少し見えている。
観画談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)