“あがたぬし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
県主71.4%
縣主28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
後におあとをおぎになった若帯日子命わかたらしひこのみことと、小碓命おうすのみこととおっしゃる皇子おうじと、ほかにもう一方ひとかたとだけをおそばにお止めになり、あとの七十七人の方々かたがたをことごとく、地方地方の国造くにのみやつこ別稲置わけいなぎ県主あがたぬしという
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
大化以前には国造くにのみやつこ県主あがたぬし等の所領の外に、天皇直轄御領の公田すなわち大御田があって、その農民すなわち公民を大御田族おおみたからと呼んだものであったであろう。
賤民概説 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
そこでタケシウチの宿禰を大臣となされ、大小國々の國の造をお定めになり、また國々の堺、また大小の縣の縣主あがたぬしをお定めになりました。
この天皇、シキの縣主あがたぬしの祖先のカハマタ姫と結婚してお生みになつた御子はシキツ彦タマデミの命お一方です。天皇は御年四十五歳、御陵は衝田つきだの岡にあります。
この天皇はシキの縣主あがたぬしの祖先フトマワカ姫の命、またの名はイヒヒ姫の命と結婚してお生みになつた御子は、ミマツ彦カヱシネの命とタギシ彦の命とお二方です。
それよりほか七十七王ななまりななはしらのみこは、悉に國國の國の造、またわけ稻置いなぎ縣主あがたぬしに別け賜ひき。