“あかおに”の漢字の書き方と例文
語句割合
赤鬼100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一口に勝者という者の中にも一番強い者を相手にした者は一番えらい勝者である。また同じくてきと称する者の中にも種類が数多あまたある。強きもあれば弱きもある。赤鬼あかおにもいれば青鬼あおおにもおろう。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
目鼻めはなだちよりかみのかゝり、ならびのところまでたとはおろ毋樣はゝさまそのまゝのうまれつき、奧樣おくさま父御てゝごといひしは赤鬼あかおにらうとて、十ねん以前まへまではものすごいひからせておはしたるものなれど
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
するともなくそこへ、一じょうにもあまろうという大きな赤鬼あかおにが、かみ逆立さかだてて、おさらのような目をぎょろぎょろさせながらました。
大江山 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)