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『池』
ふりがな文庫
『
池
(
いけ
)
』
大学の池のまわりも、去年の火事で、だいぶ様子が変わってしまった。建物などは、どうでもなるだろうが、あの古い樹木の復旧は急にはできそうもない。惜しいものである。それでも、あの大きな木が、全部は焼けなくてしあわせであった。たとえば池の北側に、大 …
著者
寺田寅彦
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「理学部会誌」1924(大正13)年11月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約8分(500文字/分)
朗読目安時間
約13分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
盥
(
たらい
)
鯉
(
こい
)
鎚
(
つち
)
蔓延
(
まんえん
)
苦
(
にが
)
腐蝕
(
ふしょく
)
稽古
(
けいこ
)
砂利
(
じゃり
)
睡蓮
(
すいれん
)
中村
(
なかむら
)
田丸
(
たまる
)
泥
(
どろ
)
河骨
(
こうほね
)
水槽
(
すいそう
)
楣間
(
びかん
)
棲息
(
せいそく
)
桟橋
(
さんばし
)
本多
(
ほんだ
)