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『梅雨紀行』
ふりがな文庫
『
梅雨紀行
(
ばいうきこう
)
』
發動機船は棧橋を離れやうとし、若い船員は纜を解いてゐた。惶てゝ切符を買つて棧橋へ駈け出すところを私は呼びとめられた。いま休んでゐた待合室内の茶店の婆さんが、膳の端に私の置いて來た銀貨を掌にしながら、勘定が足らぬといふ。足らぬ筈はない、四五十 …
著者
若山牧水
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約21分(500文字/分)
朗読目安時間
約35分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
法
(
ポウ
)
希
(
ねがは
)
佛
(
ブツ
)
終
(
つひ
)
謂
(
いひ
)
上手
(
かみて
)
僧
(
ソウ
)
端折
(
はしよ
)
降
(
お
)
下
(
くだ
)
端
(
は
)
瞑
(
つむ
)
藺
(
ゐ
)
新城
(
しんしろ
)
實
(
み
)
囀
(
さへづ
)
億劫
(
おくくふ
)
險
(
けは
)
音色
(
ねいろ
)
高音
(
たかね
)
鮠
(
はや
)
蓼酢
(
たです
)
茱萸
(
ぐみ
)
罌粟
(
けし
)
鯒
(
こち
)
麩
(
ふ
)
纜
(
ともづな
)
黄楊
(
つげ
)
端山
(
はやま
)
生簀
(
いけす
)
澱
(
よど
)
櫟
(
くぬぎ
)
本物
(
ほんもの
)
木苺
(
きいちご
)
捻
(
ひね
)
心底
(
しんそこ
)
帛
(
きぬ
)
山
(
やま
)
尖
(
とが
)
呆氣
(
あつけ
)
吹聽
(
ふいちやう
)
九晩
(
ここのばん
)