まず方程式を解くのに巧みな省略計算をなしたり、また理論の上からその解法を整えて、適尽方級法てきじんほうきゅうほうと名づけるものを考え出し、これが方程式の吟味に大いに役立ったのでした。
関孝和 (新字新仮名) / 石原純(著)