葷酒くんしゆ)” の例文
葷酒くんしゆを知らず、春風秋雨八十年の生涯を此の江湖の水によつて遠く俗界と絶ち、たゞ一と筋に佛に近よることを勤めて老の到るのを忘れてゐられるのである。
湖光島影:琵琶湖めぐり (旧字旧仮名) / 近松秋江(著)