菟名負処女うなひをとめ)” の例文
或日私は沈丁花の匂ふ窓辺で万葉集をひもどいてゐる中、ふと高橋虫麿の葦屋の菟名負処女うなひをとめの墓の長歌に逢着して非常な興味を覚えたのである。
万葉の手古奈とうなひ処女 (新字旧仮名) / 杉田久女(著)