糸蝋燭いとろうそく)” の例文
いくら臆病なあっしでも、それだけなら、かくべつ、びっくりもしゃっくりもしねンですが、なに気なく糸蝋燭いとろうそくのあかりをそのほうへ差しつけて見ますと、思わず、わッと音をあげてしまった。
顎十郎捕物帳:24 蠑螈 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)