極細ごくぼそ)” の例文
おめえも知っているだろう。花どきになると、上野じゃあ菅糸の凧を売っている。薄黒いから烏凧というのだ。あの凧は紙が薄い上に、糸が極細ごくぼその菅糸だから風のない日でもよくあがる。
半七捕物帳:69 白蝶怪 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)