木薬きぐすり)” の例文
家は、木薬きぐすり店(生薬が正しいか)で、西洋流の売薬と、漢薬との混沌期であったらしく、店先に、蜜柑の皮が、一杯干してあったのを憶えている。
死までを語る (新字新仮名) / 直木三十五(著)