“怛邏斯”の読み方と例文
読み方割合
タラス100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
之は怛邏斯タラス城の戰役前正に五年のもので、マホメット教國の産紙と支那紙との原料相違如何を調査するに當つて、有力の材料たるべきものである。
紙の歴史 (旧字旧仮名) / 桑原隲蔵(著)
殊に唐の至徳二載(西暦七五七)の『十戒經』は怛邏斯タラス城の戰役後六年目のもので、西本願寺所藏の天寶五載の牒状と共に支那紙西傳時代に關係ある重要の材料である。
紙の歴史 (旧字旧仮名) / 桑原隲蔵(著)
西暦八世紀に有名な唐の玄宗の時代になると、かのマホメットの建てたサラセン國、即ち唐でいふ大食國と唐との間に戰爭が起りまして、二國の軍隊が中央アジアの怛邏斯タラスといふ處で戰爭をした。
東洋人の発明 (旧字旧仮名) / 桑原隲蔵(著)