佐伯部売輪さえきべのうるわというものがありました、御父皇子が雄略天皇の為にお殺されになりました時に、売輪は皇子の屍を抱いて離れず、遂に天皇の為に殺されました。
本州における蝦夷の末路 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)