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『広島の牧歌』
ふりがな文庫
『
広島の牧歌
(
ひろしまのぼっか
)
』
鶴見橋といふ名前があるからには、比治山に鶴が舞っていたのだらう。私の亡父はその舞っている鶴を見たことがあるといふ。 比治山の鶴が飛んだビンロイ と、箸ですくった茶碗の御飯を幼児の口にあてがってやる、おどけた習慣は今も広島の女に残っていること …
著者
原民喜
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「中国新聞」中国新聞社、1950(昭和25)年12月7日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約7分(300文字/分)