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『自慢山ほど』
ふりがな文庫
『
自慢山ほど
(
じまんやまほど
)
』
何月何日、忘れた。広津和郎氏とピンポンをする。僕の番だ。広津氏傍から僕に云ふ。 「君はピンポンなんかを軽蔑しさうな青年だつたがね。そして、ピンポンから軽蔑されさうな青年だつたが、非常に健康さうになつた。」 僕は自分の自慢をそのとき二つ三つ思 …
著者
横光利一
初出
「随筆 第二卷第八號」1924(大正13)年9月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約7分(300文字/分)