『室生犀星の印象』
室生とはあまり知りすぎて居るので、却つて印象といふやうな者がない。私が始めて彼の名を知つたのは、北原白秋氏の雜誌ザムボア(今のザムボアではない)で、彼の敍情小曲を見た時からだ。その時分は僕等もまた少年時代の心もちがぬけないで、たいさう純樸な …
著者 | 萩原朔太郎 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 詩歌 |
初出 | 「秀才文壇 第十八年第六號」1918(大正7)年6月号 |
文字種別 | 旧字旧仮名 |
読書目安時間 | 約5分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約7分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
心貌