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『冬彦抄』
ふりがな文庫
『
冬彦抄
(
ふゆひこしょう
)
』
畏友、冬彦は詩の生活に於て何を喜んで来たのであらうか。彼は凡庸な詩人のやうに、感覚を愛した。象徴を愛した。歌を愛した。しかし、それは彼の教養のしからしめた所である。もし、彼が非凡な神の鞭を感じ得るものであるならば、——さうして、彼は感じた。 …
著者
横光利一
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「詩と詩論 第五册」1929(昭和4)年9月20日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約2分(300文字/分)