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『予感』
ふりがな文庫
『
予感
(
よかん
)
』
深い谿をへだてた小さな山の斜面に、ぽつぽつ新緑が目立ちはじめ、その山肌に明暗の模様をつくりながら、いくつかの雲の落す影が動いている。遠く近く、早春の褐色の山の起伏がつらなり、それと明るくみずみずしい真青な空との対照は、美しいといえば美しく、 …
著者
山川方夫
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「現代挿花」1961(昭和36)年2月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約7分(300文字/分)