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『訪西行庵記』
ふりがな文庫
『
訪西行庵記
(
ほうさいぎょうあんき
)
』
はらからと袂を分ち、むつましきかぎりに別れをつげて、たゞ/\ものくるはしき一筋にうかれそめ、難波西海のあたりをさまよふこと二月あまり、菅笠の破れたるをいたゞき、身には合羽のふりたるを着し、おもくるしき旅の調度ども前後に背負ひたるさま、まこと …
著者
島崎藤村
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「默歩七十年」聖文閣、1938(昭和13)年10月12日
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約5分(300文字/分)