『生きている忠臣蔵（いきているちゅうしんぐら）：――忠臣蔵は何故流行するか――（――ちゅうしんぐらはなぜりゅうこうするか――）』

忠臣藏を上演、もしくは上映すれば必ず大當りをとるといふのが今や一定不變の興行常識とされてゐる。 原作者の竹田小出雲（二代目出雲）も、これだけの魅力と影響力を後世に持續し得るとは夢にも想像しなかつたであらう。（事實は三好松洛と、並木千柳との共 …

著者	尾崎士郎
初出	「文藝春秋　昭和二十九年十二月號」文藝春秋新社、1954（昭和29）年12月1日
文字種別	旧字旧仮名
読書目安時間	約14分（500文字/分）
朗読目安時間	約23分（300文字/分）