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『社日桜』
ふりがな文庫
『
社日桜
(
しゃにちざくら
)
』
社日桜というのは、町の西端れの田圃の中に突出している丘の突端の、社日さんの石碑の傍にあった。昔はこの一本の桜で、丘中が花で埋まったと言われた。余程枝を張った木だったと見えて、近くでは一面に花しか見えず、遠くからは、大きな白雲の様だったと言わ …
著者
河井寛次郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約3分(300文字/分)