狸の化けた憑いたは皆大いなる寃罪で、永い間人と狸との感情を疎遠せしめて居た主因は「カチ/\山童話」であつたと云ふことが、此頃漸く明瞭ならんとするのは自他の爲慶すべき傾向である。狸は人間に於て渡瀬理科大學教授の外に、更に一箇の有力且つ善良なる …
著者 | 柳田国男 |
ジャンル | 社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 伝説・民話[昔話] |
初出 | 「郷土研究一卷八號」郷土研究社、1913(大正2)年10月10日 |
文字種別 | 旧字旧仮名 |
読書目安時間 | 約2分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約3分(300文字/分) |