『一人の芭蕉の問題（ひとりのばしょうのもんだい）』
木々高太郎君の「新泉録」に對し成可く無遠慮な感想を書けといつて雜誌ロックの山崎君が新泉録の原稿を見せてくれた。山崎君の内心は私達の間に活溌な論爭を期待してゐる模樣であつたが、木々君の考へと私の考へとは故甲賀三郎君と木々君と程は相違してゐない …
著者江戸川乱歩
ジャンル文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出「ロック　第2巻第2号」筑波書林、1947（昭和22）年2月号
文字種別旧字旧仮名
読書目安時間約8分（500文字/分）
朗読目安時間約13分（300文字/分）