聖ぷりずみすとに与うせいぷりずみすとにあたう
尊兄の詩篇に鋭角な玻璃状韻律を発見したのは極めて最近である。其あるものに至っては手足を切るような刃物を持っている。それは曾ての日本の詩人に比例なき新鮮なる景情を創った。たとえば湧き上るリズムをも尊兄はその気禀をもって中途で斬ってしまう。又多 …