幼き恋の回顧おさなきこいのかいこ
幼き恋は 寸燐の軸木 燃えてしまへば あるまいものを 寐覚めの囁きは 燃えた燐だつた また燃える時が ありませうか アルコールのやうな夕暮に 二人は再びあひました—— 圧搾酸素でもてゝゐる 恋とはどんなものですか その実今は平凡ですが たつ …