『近時詩壇寸感（きんじしだんすんかん）』
詩論か何かさういつた風のものを書けと云はれるたびに、書くことはいくらでもあるやうな気持と、書くことは何にもないやうな気持に襲はれます。さて暫く案じた揚句、大抵はお断りすることとなるのでありますが、今もよつぽどお断りしようかと思つた所でありま …
著者中原中也
ジャンル文学 > 日本文学 > 詩歌
初出「四季」1935（昭和10）年2月号
文字種別新字旧仮名
読書目安時間約4分（500文字/分）
朗読目安時間約6分（300文字/分）