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『北海の夜』
ふりがな文庫
『
北海の夜
(
ほっかいのよる
)
』
旗がしきりにゆれている ハタハタと、又ハタハタと 時には風が吹いて来て ゴトンと音を立ててゆく 外はほんとに暗いのだ 自分よ、或る夜の事を思い出せ そしてぞうっと身ぶるえせ 今夜の雪は青白い すごい黒さが沁みている 海の妖婆が踊るよな 暗い …
著者
今野大力
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「白楡 第二十五号」1923(大正12)年8月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約2分(300文字/分)