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『色彩』
ふりがな文庫
『
色彩
(
しきさい
)
』
色彩なければ我ら生はあらざらむ 春宵の薄暮 わが双眼の全き視神経は麻痺して 宇宙は皆灰一色となり 感ずべき何ものもなし 心ただ焦燥して 形なく踊れども みたすべき何ものもなし ああ春宵の薄暮 奪われし色彩のかえらじ 燃ゆるなき 古城址の焔と …
著者
今野大力
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「旭川新聞」1924(大正13)年5月13日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)