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『PANTOMIME』
ふりがな文庫
『
PANTOMIME
(
パントマイム
)
』
うす暗い椽側の端で、 琥珀色した女の瞳が 光つた——夫に叛いた。 もうむかふへ向いた、 庭の樹立と遊んでゐる—— あの狡猾なまなざしは。 とり残された共犯者が 清潔な触手で追ひかける。 だがみんな滑つてしまつた、 女の冷たい角膜の上を。 夫 …
著者
富永太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)