芸術家の告白祈祷げいじゅつかのコンフィテオール
秋の日の暮方は何と身に沁み入ることだ。苦しいまでに身に沁みる。何故と言つて、朧ろげではあるが強さには事欠かぬ、えも言はれぬ或る感覚があるものだから。また、「無窮」の刃くらゐ鋭い刃はないものだから。 空と海との無限の中にわが眼を溺らせる味ひ! …