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『雪村筆「茄子図」』
ふりがな文庫
『
雪村筆「茄子図」
(
せっそんひつ「なすず」
)
』
画でも書でも掛ければそこの壁にはその作者が存在する。つまり一個の客と自分との同棲の状態がおこる。だから書斎掛けの幅には、自分と異質を感じるようなものはがまんにも下げておかれない。 いくら名画でも余りきびしい堅い作品は窮屈である。といって浮世 …
著者
吉川英治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約4分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
棹
(
さお
)