人間は、生れてしばらくの間を赤ん坊と言われ、そのうちに幼年、少年、青年、壮年、老年という順を経て、墓場に永住することになるわけである。このなかで人間にとって一番の人気ある年代は青年時代のようで、青春と呼ばれているのがその時代なのである。幼年 …
| 著者 | 山之口貘 |
| ジャンル | 文学 > 日本文学 > 詩歌 |
| ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
| 初出 | 「社会人」1963(昭和38)年4月号 |
| 文字種別 | 新字新仮名 |
| 読書目安時間 | 約16分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約26分(300文字/分) |