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『野宿』
ふりがな文庫
『
野宿
(
のじゅく
)
』
あとになって、きいたことなのであるが、ずっと前にそこに住んでいたうちの娘さんが、毒をのんで便所のなかで死んでいたという噂のある家なのである。近所のおかみさんの話によると、この家に引っ越してくる人は、みんな、四五日も居たか居ないかのうちに、す …
著者
山之口貘
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「群像」講談社、1950(昭和25)年9月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約16分(500文字/分)
朗読目安時間
約27分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
企立
(
くわだ
)