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『日本の庭』
ふりがな文庫
『
日本の庭
(
にほんのにわ
)
』
純日本的な美しさの最も高いものは庭である。庭にはその知恵をうずめ、教養を匿して上に土を置いて誰にもわからぬようにしている。遠州や夢窓国師なぞは庭の学者であった。そうでない名もない庭作りの市井人が刻苦して作ったような庭に、匿された教養がある。 …
著者
室生犀星
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「日本の庭」1943(昭和18)年
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約9分(300文字/分)