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『街角の飯屋で』
ふりがな文庫
『
街角の飯屋で
(
まちかどのめしやで
)
』
カアテンのかかったガラス戸の外で 郊外電車のスパァクがお月さんのウィンクみたいだ 大きなどんぶりを抱くようにしてぼくは食事をする 麦御飯の湯気に素直な咳を鳴らしどぶどぶと豚汁をすする いつくしみ深い沢庵の色よおごそかに歯の間に鳴りひびく お …
著者
竹内浩三
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)