北海にほっかいに
夜の大海原に 星もなく さぶい風が波とたたかい 吹雪だ 灯もない 吹雪だ あれくるう 北海あれる ただ一つの生き物 ウキをたよりに 生きのび生きのびる人間 助かるすべも絶えた それでも 雪をかみ 風をきき 生きていた生きていた やがてつかれ …