トップ
>
『樹樹』
ふりがな文庫
『
樹樹
(
きぎ
)
』
つつましい文字のやうにその指を組み いまじぶんの脚で立つてゐた 空にとどいた梢に 天使のやうな雲がふとつつかかる と 花の咲かない樹樹は そのほそい指のあひだから おびただしいいのちを零した 38.11.20 …
著者
森川義信
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「荒地 第四輯」1939(昭和14)年11月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)