習作しゅうさく
テラアスにちかい海の日は アメシストの鏡から水もながれる だから頬をみがけぼくのアリサ 葉ざくらのかげでお前は青い花だ ハアプがながれてゐる月夜 葡萄の木蔭はフオルマリンの匂ひがいつぱい 歌のやうにぬれたこころを こほろぎがくすぐりはじめる …