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『河の上の職場』
ふりがな文庫
『
河の上の職場
(
かわのうえのしょくば
)
』
黒い水面が時々石炭の切れ口のように、ギラギラと河波の照りかえし、 中ひざまでせきとめられ、八本のミキサコンクリトがけの鉄骨に、 歯をむきだし、 カプリと、 背筋をひきちぎる音波をうって、揺れてゆく河—— 脳味噌をぶち砕くような、のたうつ肚の …
著者
大江鉄麿
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「文学案内」1935(昭和10)年12月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約2分(300文字/分)