血を越えてゆくちをこえてゆく
われら血を越えてゆく はらからが流したる くろき血をぞ越えて尚ゆく おそろしき権力は ゆくてをふさぎ するどき刃は たえず頭上にひらめけども あらしの如く 泉のごとく 石をおしわけ春芽をふく草の 力に似て 彼岸を遠く たのみ且つ信じ ああわ …