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『逗子』
ふりがな文庫
『
逗子
(
ずし
)
』
濱に出て砂にころべは夕さりて町に歸ればしみじみと、思ひ出ぬるふるさとのこと。 夕燒がまつ赤だ故郷の臺山の夕やけを思ひ出す。いつもは見えない富士の頂の鋸齒が一つ一つくつきりとまつかな空と眞白な頂との境を見せて何とも云へない莊巖さだ。おゝ富士・ …
著者
桜間中庸
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約2分(300文字/分)