『小さい芸術』
むかしの世では、あづまから京へ、京から筑紫のはてへと、手紙を書いたり書かれたりすることが、非常に珍しひことであり、又一生のうちの幾つかに数へられるよろこびでもあつたらうと思ふ。その時代の人々の静かな余裕ある心では、その手紙のためにたくさんの …
著者 | 片山広子 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
初出 | 「文化生活 第二巻第六号」1922(大正11年)6月号 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約5分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約8分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
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