散髪屋の夜さんぱつやのよる
さんぱつやの窓の月は くさい髮のにほひがする みゝずが細々と泪の音をたてゝゐる そんなに月がかなしいのかい 痩せきつた俺のからだに 夏が夏が しんみりと重たい …