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『童話の詩的価値』
ふりがな文庫
『
童話の詩的価値
(
どうわのしてきかち
)
』
籠の中で産まれた小鳥は、曾て広い世界を知らず、森の中や、林の中に、自分等の友達の住んでいることを知りませんから、外を恋しがらないかというに、そうでありません。やはり、少しの隙間があったら、窮屈な籠の中から逃け出して何処へか飛んで行こうと考え …
著者
小川未明
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「金の輪」南北社、1919(大正8)年12月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約9分(300文字/分)