童話の詩的価値どうわのしてきかち
籠の中で産まれた小鳥は、曾て広い世界を知らず、森の中や、林の中に、自分等の友達の住んでいることを知りませんから、外を恋しがらないかというに、そうでありません。やはり、少しの隙間があったら、窮屈な籠の中から逃け出して何処へか飛んで行こうと考え …